ご存じの管理者の方も多いと思いますが今回はURLフィルタリングオプションについて説明いたします。
「いつ」「だれが」「どこで」「どのデバイスを」
というコンセプトのURLフィルタリングですが、皆様はどの様にご利用いただいていますでしょうか。まだご利用されていない管理者様は、ぜひこの機会にURLフィルタリングオプションを知っていただければ嬉しい限りです。
URLフィルタリングとは?
企業のセキュリティを守る管理者様にとって、社員に「アクセスして欲しくないサイト」というのは必ず存在します。それらのサイトへのアクセスを管理者が制御できるというのがこのオプションです。
情報漏洩などのセキュリティ対策として「アクセスして欲しくない」と思われるサイトに対してアクセスを制御することで情報漏洩を起こさなくてすみます。
また、アクセスして欲しくないサイトに娯楽系のカテゴリを指定しておく事だけで、社員にとっては、会社からに「このサイトはアクセスを禁止されているサイト」というメッセージを受け取ることができるため、行動の抑止になるでしょう。そしてそれは社員からするとアクセスを制御されるのではなく、会社から「守ってもらえる」という事になります。
ただ、それには不便さも伴います。例えば、外部とのファイルのやりとりを行うためにクラウドのストレージサービスを利用するというケースがありますが、URLフィルタリングの機能で「クラウドストレージへのアクセスを禁止」という設定をするとこれらが行えません。
また、動画サイトへのアクセスを禁止してしまうと競合会社がどのような動画を公開しているのかというのがわからなくなってしまいます。またWebセミナーのアーカイブ動画も見られなくなってしまいます。
有効なオプションと考えるわけとは?
以前は、情報持ち出しの制御(内部不正対策)として活用されていたURLフィルタリングだったと思いますが、先述した通り関係会社との情報のやりとりにクラウドストレージサービスを利用するケースも多く、アクセス禁止にしてしまうことで業務に支障を来す場合も多くなりました。
なので、会社で容認したクラウドサービスへのアクセスのみ許可するというケースが多くなっています。
また、炎上といわれるSNSへの書き込みへの制御が可能になることにより、社用PCからの不用意な書き込みからの炎上を防げるという利点もあります。ここ1~2年の様々な状況によりエンドポイントが社内だけでなく自宅やコワーキングスペースなどに持ち出され、業務をすることが多くなったため社内と同等の制御を掛けられるこのサービスは有効だったと考えています。

サイバー攻撃対策としてのURLフィルタリング
昨年の10月末に行われた情報セキュリティEXPOにてご紹介させていただきましたが、「サーバー攻撃対策」としてのURLフィルタリングの活用にもぜひご注目いただければと思います。
URLフィルタリングをサイバー攻撃対策に活用するというのは、少々ハードルが高いと思われがちですが、148カテゴリ57億サイト数以上を誇るこのサービスを利用いただくことによって、外部への不審な通信を遮断するといったこともできます。
新しいURLフィルタリングの活用のご提案
ISM LogAnalyticsという操作ログ収集オプションと組み合わせることによりシャドーITへの対応が可能になりました。
情報システム管理者を悩ますことの多いシャドーITですが、CASBといった新たなサービスへの導入は少し悩む所ではないかと思います。
そこでISM CloudOneでは操作ログとURLフィルタリングを組み合わせることにより、シャドーITを可視化し管理者が望まないクラウドサービスをURLフィルタリングで制御するということをご提案しています。

URLフィルタリング導入のハードル
今までメリットばかりお伝えしているので、きちんとデメリットもお伝えしたいと思います。
残念ながらISM CloudOneの管理コンソールからURLフィルタリングの詳細設定を行うことはできません。また、エージェントも専用のものをインストールしていただく必要があります。
エージェントのインストールはISM CloudOneの配布機能をご利用いただくことで多少の軽減はできますが、設定に関しては別コンソールになってしまうため別タブなどで開いて貰う必要がありますし、再度ログインも必要になります。
まとめ
始めるには少しお手間ををおかけしてしまうオプションではありますが、その工数をもってしても皆様にご利用いただく価値があるオプションではないかと思います。(金額もお安めですし…)
皆様の思う制御と運用に合わせてこちらからもご提案させていただきますので、ご興味がありましたらぜひ30日間無料トライアルをお試し下さい。
トライアルからそのまま本番運用も手間なくできますので、ご興味ありましたらお申し込みくださいませ。
(お申し込みの際は、トライアルページのコメント欄に顧客コードをお知らせ下さい)