初回公開日:2018年8月17日

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テレワークやリモートワークでは、自宅や外出先など、社外でPCを利用する機会があります。会社のPCを持ち出して業務を行う場合は、社内とは異なる環境で利用することになるため、利用する場所や方法に応じたセキュリティ対策が必要です。
PCを社外で利用すること自体が情報漏えいにつながるわけではありません。紛失・盗難などのリスクを想定し、適切な対策を講じることが大切です。
本記事では、テレワークなどでPCを社外に持ち出して利用する際に考えたいリスクと、必要なセキュリティ対策について解説します。
1:テレワークでPCを持ち出す際に知っておきたいリスク
PCを社外で利用すると、紛失・盗難や第三者によるのぞき見など、社内で利用する場合とは異なるリスクがあります。ここでは、PCを持ち出す際に考えたい主なリスクを紹介します。
PCの紛失・盗難による情報漏えい
社外に持ち出したPCを紛失したり、盗難に遭ったりすると、PCに保存されている顧客情報や業務上の重要なデータなどが第三者に渡る可能性があります。
PCを社外に持ち出す場合は、端末の紛失・盗難を想定した対策が必要です。PC内のデータを暗号化するなど、万が一端末を失った場合にも情報を保護できる仕組みを整えておくことが重要です。
第三者によるのぞき見
社外では、カフェやコワーキングスペース、交通機関など、不特定多数の人がいる場所でPCを利用することがあります。
このような場所では、画面を第三者に見られることで、業務上の情報が知られてしまう可能性があります。PCを利用する場所や画面の表示内容に注意し、必要に応じて覗き見防止フィルターを利用するなどの対策が考えられます。
不正アクセスによる情報漏えい
社外から業務システムやクラウドサービスにアクセスする場合、インターネットを経由して社内の情報を利用することになります。
アカウント情報が第三者に知られるなどして不正アクセスを受けると、業務上の情報を閲覧されたり、持ち出されたりする可能性があります。パスワードを適切に管理することに加え、多要素認証を利用するなど、第三者による不正なアクセスを防ぐ対策が必要です。
マルウェア感染による情報漏えい
社外で利用するPCでは、マルウェア感染にも注意が必要です。
OSやソフトウェアに脆弱性が残っていると、脆弱性を悪用されてマルウェアに感染する可能性があります。また、メールの添付ファイルやWebサイトなどをきっかけに感染するケースもあります。
社外で利用するPCについても、OSやソフトウェアを最新の状態に保ち、セキュリティ対策を継続して行うことが重要です。
2:PCを社外に持ち出す際のセキュリティ対策
PCを社外に持ち出す場合は、「1:テレワークでPCを持ち出す際に知っておきたいリスク」で紹介したリスクを踏まえて、適切なセキュリティ対策を行うことが大切です。ここでは、具体的な対策を紹介します。
PCの持ち出しに関するルールを決める
会社のPCを社外に持ち出す場合は、誰が、どのような目的で持ち出せるのかなど、あらかじめルールを決めておくことが大切です。
例えば、持ち出しを許可するPCや利用できる場所、持ち出す際の申請方法などを明確にしておけば、PCの管理状況を把握しやすくなります。
また、PCを社外で利用する際の注意点や、紛失・盗難が発生した場合の連絡先や対応方法についても、従業員に周知しておきましょう。
OSやソフトウェアを最新の状態に保つ
社外で利用するPCについても、OSやソフトウェアを最新の状態に保つことが重要です。
OSやソフトウェアに脆弱性が残っていると、脆弱性を悪用されてマルウェアに感染したり、不正アクセスを受けたりする可能性があります。
特に、社外で利用するPCは情シス担当者が直接確認する機会が少なくなることもあるため、更新状況を継続的に確認できる環境を整えておくとよいでしょう。
PCのデータを暗号化する
PCの紛失・盗難による情報漏えいを防ぐためには、PCに保存されているデータを暗号化することも有効です。
端末を紛失した場合でも、保存されたデータが第三者から簡単に読み取られないよう、ディスク暗号化などの対策を検討しましょう。
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パスワードや認証を適切に管理する
社外から業務システムやクラウドサービスを利用する場合は、アカウントの不正利用にも注意が必要です。
推測されやすいパスワードや複数のサービスで同じパスワードを使うことは避け、サービスに応じて多要素認証などの認証機能を利用しましょう。
また、PCを離れる際には画面をロックするなど、第三者がPCを操作できない状態にしておくことも大切です。
紛失・盗難が発生した場合の対応を決めておく
PCの紛失や盗難を完全に防ぐことは難しいため、万が一発生した場合の対応もあらかじめ決めておくことが重要です。
従業員がすぐに報告できる連絡先や報告手順を明確にし、必要に応じてアカウントの停止やパスワード変更などの対応を行えるようにしておきましょう。
3:社外で利用するPCを適切に管理する
PCを社外に持ち出して利用する場合は、従業員に注意を促すだけでなく、会社側でも端末の管理状況を把握できるようにしておくことが大切です。
特に、社外で利用するPCが増えると、情シス担当者が一台ずつ確認することは難しくなります。どのPCが社外で利用されているのか、必要なセキュリティ対策が行われているのかを確認できる環境を整えておきましょう。

社外で利用するPCを把握する
まずは、社外で利用するPCについて、利用者や端末の情報を確認できるようにします。
どのPCを誰が利用しているのかを管理しておけば、紛失や盗難が発生した場合にも、対象となる端末を確認しやすくなります。
また、PCの台数が増えると、管理台帳だけでは最新の状況を把握しにくくなることがあります。実際の端末の情報と管理している情報に差が生じないよう、定期的に確認することも大切です。
セキュリティ対策の実施状況を確認する
社外で利用するPCについては、OSやソフトウェアの更新状況など、必要なセキュリティ対策が行われているかを確認します。
情シス担当者がPCを一台ずつ確認する方法では、管理する端末が増えるほど負担も大きくなります。そのため、端末の情報や更新状況などをまとめて確認できる仕組みを整えておくと、管理しやすくなります。
業務で利用するサービスを適切に管理する
テレワークでは、社内だけでなく、自宅や外出先からクラウドサービスなどを利用して業務を行うことがあります。
会社が把握していないサービスを業務に利用すると、どのような情報を扱っているのか、適切な管理が行われているのかを確認しにくくなります。
業務で利用するサービスをあらかじめ整理し、利用するサービスや取り扱う情報についてルールを決めておくことが大切です。
まとめ:テレワークでPCを持ち出す際のセキュリティ対策
テレワークなどでPCを社外に持ち出す場合は、紛失・盗難や不正アクセスなどのリスクを想定し、利用する場所や方法に応じた対策が必要です。
PCを社外で利用すること自体が情報漏えいにつながるわけではありません。持ち出しに関するルールを決め、OSやソフトウェアを最新の状態に保つ、データを暗号化する、認証を適切に管理するといった対策を行うことが大切です。
また、利用者だけでなく会社側でも、社外で利用するPCやセキュリティ対策の実施状況を把握できる環境を整えておくと、端末が増えた場合にも管理しやすくなります。
テレワークやリモートワークでPCを社外に持ち出す場合は、利用者と会社の双方で適切な対策と管理を行い、安全に業務を行える環境を整えましょう。

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- 社内の端末やソフトウェアをどのように管理するか、IT資産管理の基本を紹介したこちらの資料もご覧ください。
