課題・解決事例集

Windows OSサポート切れ目前だが、まだ何も準備を進めていない…。 化学品メーカーG社(従業員数:200名)

背景

3年前経験したOSサポート終了によるメンテナンスが再びやってくる…今回は企業ではあまり利用がないかもしれない「Windows Vista」のサポート終了だが、すぐそこまで迫った2020年1月のWindows7のサポート終了の前準備と考えればいいチャンスかもしれないと今回は自社でできるところまで取り組むことにした。

課題・問題

OSのサポート終了間近、しかし何から手を付ければ…

各種プラスチック製品、工業資材などの製造を手掛ける化学品メーカーG社。同社は、間近に迫ったWindows Vistaのサポート終了を前に、課題に直面していました。 というのも、同社には専任の情報システム管理者がおらず、総務部のスタッフが手分けして日々のメンテナンスやトラブル対応を行っていました。今回も少ない台数でしたがOS移行の計画を立てる必要がありました。ですが、人手が足りず3年前のWindows XPのサポート終了の時にも四苦八苦した思い出があったからです。総務部課長A氏はこう語ります。

「3年前のWindows XPのOS移行やそれに伴うソフトの入れ替えは膨大なコストと工数がかかり、愕然としました。前回ほどの台数はないためなんとか費用を抑えたいと思っていたのです。」

ソフトウェアの管理不足も"兼任情シス"に追い討ち…

A氏はこうした問題を、パートナー企業の情報システム担当者に相談しました。すると、Microsoft OfficeやAdobe社製品などのバージョンが正確に把握できていないと、セキュリティパッチの適用が不完全となり、マルウェア感染などのリスクが高まると指摘されました。

「考慮不足でした。まずは、IT資産の正確な把握が必要と考えましたが、Microsoft OfficeやAdobe社製品のバージョンやセキュリティパッチの管理となると今回の対象であったWindows Vistaだけに止まらず社の全ての端末が対象となるため、3年前より膨大な工数がかかる事が想定でき、とても手が回りません。私たちはいわゆる"兼任情シス"であり、時間もコストもリソースもないなか、日に日にプレッシャーばかりが膨らんでいきました…」(A氏)


~課題・問題のポイント~
■ OS移行作業のコストと工数はできる限り抑えたい
■ PCの管理が不十分で、ライセンスの種類/数量がわからない
■ 現状の管理だけでは、マルウェア感染リスクがある

OSのサポート終了によっておきる課題・問題

解決策

~解決後の効果・結果~
■ 専用サーバー/専任者不要で社内IT資産を正確に把握し、コスト/工数を削減
■ 自動的に社内PC/ソフトウェアの情報を収集可能
■ 「ソフトウェア管理台帳」で、購入すべきライセンスの種類/数量を明確化
■ 「自動脆弱性診断」により継続的なセキュリティリスク回避も実現

現状のリソースでも簡単にPCやソフトウェアの正確な情報を取得
OS移行に行き詰っていたA氏は、パートナー企業に紹介されたクオリティソフトの営業担当者より、「クラウド型のIT資産管理ソリューション ISM CloudOne」の提案を受け、解決の糸口を見つけます。A氏は詳しく話を聞くとともに無料トライアルで機能を検証しました。

社内にサーバー不要、自動的に情報を収集
A氏はまず、PCやソフトウェアの正確な情報を自動で取得できる特徴に注目しました。 「ツールが自動的にPCやソフトウェアのインベントリ情報を取得し、その情報を元にリスト化してくれるので、簡単に社内PCの状況が把握できました。クラウドなのでサーバーも不要ですし、現状のリソースでも無理なくOS移行作業が進められると期待が持てました」(A氏)

専用のソフトウェア台帳で、新たに購入すべきライセンスを把握
次に、社内で使用されているMicrosoft OfficeおよびAdobe社製品のソフトウェアライセンスの把握についても、有効な解決策となることが分かりました。 「Microsoft OfficeやAdobe社製品のライセンス管理機能が予め用意されているため、個別購入なのか、スイート製品なのかもこの機能で確認できます。また、社内のPCに実際にインストールされたソフトウェアのバージョン/エディションなどが正確に分かるため、新たに購入すべきライセンスを明確化でき、費用を最小限に抑えられます」(A氏)

セキュリティも自動で維持! コスト/リソース不足の"兼任情シス"の力強い味方に
こうして、本ソリューションを利用することでOS移行作業のためのコスト・工数を最小限に抑えられると確信したA氏は、「クラウド型IT資産管理ソリューション ISM CloudOne」の導入を決断。

さらに、ふとコンソールを見たA氏は、自動脆弱性診断の結果、自社のセキュリティレベルが非常に低い状態(「レベル2」)にあるというメッセージに気付きました。

「あわてて調べたところ、社内のPCの30%でWindows自動アップデート機能が無効になっており、重大なパッチが当たっていないことが判明しました。即座に必要な対策を施し、セキュリティインシデントを未然に回避することができました」(A氏)
このようにセキュリティ状態も自動的に維持できることを知ったG社では、OSリプレイスの後も継続的に、本ソリューションでIT資産管理を行うことを決定しました。

今回の導入についてA氏はこう語っています。
「まさに右も左も分からない状態でしたが、無事にOS移行作業に着手でき、感謝しています。今後も本ソリューションを活用し、IT資産管理とセキュリティ対策を包括的に実施していくつもりです」

自動脆弱性診断の結果